皆さんは「援交掲示板」と聞くと、どの様なイメージを持たれるでしょうか?恐らく大半の方は危険・リスク・騙されるなどのネガティブワードを思い浮かべるでしょう。
この記事では、援交掲示板の実態や実際に援交が行われている場所などについて説明させていただきます。最初に断わっておきますが、この記事は援助交際を勧めるものでは無い事を理解された上で読み進めていただければと思います。
援交掲示板とは
最初に援交掲示板とはどういったものなのかについてお話しさせていただきます。読み進めていただければ「えっ!?そうなの?」と思われる方も多いと思います。
援助交際を募集する掲示板
援交掲示板が存在すると仮定した場合を考えてみましょう。掲示板の中では積極的に援助交際の出会いを求める書き込みがされており、多くのユーザーが援助交際相手を探しているというイメージを持たれる方が多いと思います。
実際には存在していない
しかし、皆さんが想像している様な援交掲示板は実在していません。しかし、インターネット検索をすると援交掲示板と名前が付いているものはたくさん存在しています。
これは一体どういう事なのでしょうか?
存在しない理由
まずは援交掲示板が存在しない理由から説明させていただきます。援交はどんな相手と行うかによっても変わってきますが、男女の出会いに金銭のやり取りが必要になってくるので売春とみなされてしまう事もあります(詳しくは記事の後半で説明しています)。
この場合は掲示板の運営者が売春幇助で摘発される恐れがあります。この様な理由から援助交際を幇助するような援交掲示板というものは存在しないのです。
唯一存在する掲示板の正体
だとすれば、インターネット上にある援交掲示板という名前の掲示板の正体は一体何なのでしょうか?その様な掲示板の特徴は以下の様になっています。
- 絶対に異性と出会えない掲示板
- 募集の投稿ができない仕組みとなっている。
- 投稿に返信すれば悪質サイトに強制的に登録されてしまう。
つまり、援交掲示板とは名ばかりで男女が出会いを見つけられるような場所でなく、男性の下心を巧みに利用して別の目的を果たそうとしている場所なのです。
悪質掲示板が存在する理由
別の目的とは悪質サイトに誘導する事で報酬を得る事です。万が一、男女が出会ってしまうと売春幇助で摘発されてしまうので、募集の投稿が出来ない仕組みとなっています。投稿に返信する事は出来るので安易に返信をしてしまうと悪質サイトに強制登録されてしまうのです。
強制登録させられた後に高額請求が手元に届きます。これは一昔前の手口で、最近ではスマートフォンの画面がロックされてしまい、ロック解除する為には金銭を要求される手口が流行っています。
悪質な掲示板は見破ることが出来るのか?
たくさんの掲示板を使っていけば、悪質な掲示板を見分ける事は出来るようになりますが、これまでに援交掲示板や援助交際目的で掲示板を探した事が無い方にとっては不可能です。
その様な方は掲示板を利用する前に以下の事を確認してみて下さい。
- 登録時に年齢確認が必要か
- インターネット異性紹介事業の届出をしているか
この2つを確認してもらうだけで悪質掲示板を利用する事はほとんどなくなります。
実際に援交が行われている場所
援交掲示板が利用できないのであれば、援交を募集している人たちがどの様な場所を利用して援交相手を探しているのかを紹介させていただきます。ここで紹介させていただいている場所の中にはリスクが伴う場合もあります。この辺のリスクの有無についても併せて紹介させていただきます。
出会い喫茶
最初に紹介させていただくのは出会い喫茶です。
はじめはマジックミラーで仕切られた男女別々の場所で待機します。女性側からは男性を見る事は出来ません。男性が気になった女性を見つけたらお店のスタッフに伝えると別室へ移動して2人きりでお茶を飲んだり、話をしたりする事が出来ます。
ここで援交を持ちかけるのですが、女性も出会い喫茶の本来の目的を分かっているので女性の方から援交の話を持ち出してくる場合もあります。話がまとまったらお店を出て、ホテルへ行くのも2人の自由です。ある程度、話をする事も出来るので比較的安全な援交場所となります。
立ちんぼ
次は立ちんぼです。
ホテルが近くにある飲み屋街などでよく見かけます。売春婦などと呼ばれる場合もあります。
歩いている男性に声を掛けて売春行為を持ちかけてきます。金額交渉が終わったらそのままホテルへという流れになります。路地裏でフェラチオや手コキという場合もあります。
最近では取り締まりも強化されて、その数はだいぶ減りましたが「売春防止法違反疑い」で摘発逮捕される事件も後を絶ちません。関わった男性が罪に問われる事はありませんが、事情聴取などに協力する必要がありますので、少しリスクがある援交場所となります。また、不特定多数の男性を相手にしているので性病感染の心配もあります。
ハプニングバー
次はハプニングバーです。
ハプニングバーは主に刺激を求めるカップルが利用しています。気になるカップルを見つけたら一緒に食事やお酒を楽しみます。もちろん、これはきっかけに過ぎず、意気投合して別室でスワッピングプレイなどを楽しむ事が本来の目的です。マンネリを解消する為に使っているカップルが多い事も特徴として挙げられます。
ハプニングバー限定で楽しむカップルがほとんどですが、ハプニングバー以外の場所での援交を持ちかけてくる場合もあります。
相席屋
次は相席屋です。
新しい合コンの形で、お店が場所を提供し一緒に食事やお酒を楽しんでくれる相手のセッティングまでをしてくれます。話が盛り上がれば、その後の展開も十分に期待できます。女性の利用者は少ないんじゃないの?と思われる方もいるかもしれませんが心配いりません。女性は無料で利用する事が出来るので利用者は思っているほど少なくありません。但し、この事が出会い目的ではなく、ただで食事をする事を目的としている女性がいる事も忘れない様にしましょう。ギャラ飲みに近いイメージです。
この為に直接的に援交相手を探すのには、少し相応しくない場所といえるのかもしれません。
マッチングアプリ
次はマッチングアプリです。
一口にマッチングアプリといっても色々な種類があります。恋人や婚活相手を探す事を目的としているアプリで援交相手を見つけることはほぼ不可能です。チャットアプリを出会いアプリとして利用する場合も利用者の目的が違っているのでほぼ不可能です。
また、援交掲示板とは という部分でお伝えしたのと同様に悪質な出会いアプリもたくさん存在していますので、援交相手を探す場所としては相応しくありません。
次はTwitterです。
皆さんもご存じの通り、利用者も非常に多い代表的なSNSです。フォローしたりされたり、いいねを送ったりするなど知り合うきっかけはたくさんあります。
但し、援助交際の相手となると話が違ってきます。援助交際の相手を見つける時は裏垢と呼ばれる少し特別なアカウントを使っているユーザーにアプローチしていく必要があります。裏垢とは裏のアカウントの隠語で通常使っているアカウントではつぶやけない様な事をつぶやいています。そのほとんどはアダルト要素が強いもので援交相手を探している裏垢も多数存在しています。付けられているハッシュタグも、#援交 #援助交際 #お小遣い など非常に分かりやすくなっています。
素人が使っているアカウントであれば良いのですが、無料で使える事や複数のアカウントを持てるTwitterの特徴を利用して業者が裏垢を利用している確率は以上に高いです。これではリスクしかありませんので、援交相手を見つける場所としては相応しくありません。
交際クラブ
次は交際クラブです。
交際クラブは男女の出会いやデートをセッティングしてくれます。但し、登録出来るのは容姿端麗であることや男性はお金に余裕があることなどが条件になります。その代わり、厳正な審査もあるので安全に相手を見つけることが出来ます。
人気がある交際クラブとしてユニバースクラブがあります。男性はランクによっても変わりますが、入会金やセッティング料金が必要です。紹介された女性とデートをするとデート交際費として5,000~10,000円、それとは別にお手当(お小遣いの様な意味合い)を支払うようになっています。
本来の援交の形とは少し違いますが、男女間でお金のやり取りをしているという点では大きな意味で援交という括りになるかもしれません。
出会い系
最後は出会い系です。
多くの女性に人気があります。人気の理由は何といっても「安全性」です。先に触れた「年齢確認」と「届出」もクリアしています。
但し、使い方を間違ってしまうとリスクが生じてしまう場合があります。出来る限りリスクを抑える使い方についてはこの記事の後半で紹介させていただいていますので、読み進めていただければと思います。
各出会い系での援交の現状
実際に出会い系で行われている援交の現状を説明させていただきます。
私が使っている出会い系を例に援助交際が行われている現状を紹介してゆきます。
Jメール
最初に例に挙げるのはJメールです。九州に拠点を置く有限会社エムアイシー総合企画が運営を行っています。援交が行われている場所は掲示板などを見てもらえると分かりやすいと思います。
Jメールの掲示板はピュアとアダルトの2種類が用意されています。援交が行われているのはほとんどアダルト掲示板の方です。書き込みの内容などを見ていくと、「サポお願いします」「お小遣い欲しい」「意味分かる人だけ」など援助交際を連想させる言葉が並んでいます。これは全て援助交際の誘いとなります。
特に「今すぐあそぼっ」のジャンル内では活発に援交の募集が行われている反面、その書き込みをしているのは大半が業者なので気をつけて下さい。
ワクワクメール
次に例に挙げるのはワクワクメールです。株式会社ワクワクコミュニケーションズが運営を行っています。
ワクワクメールの掲示板はピュア募集と大人の募集の2種類が用意されています。援交が行われているのはほとんど大人の募集の方です。また、ワクワクメールは他の出会い系と比べるとパパ活の募集が行われているのが目立ちます。「P活」「PP探しています」など隠語を使って募集をしています。
先ほど説明させていただいた通り「すぐ会いたい」のジャンルは業者の温床となっていますので注意して下さい。
出会い系にいる2種の援交女性
先程も少し触れた様に援交の募集をしている大半は業者という認識であっていますが、素人女性も援交の募集を行っている場合があります。つまり援交女性には2種のタイプが存在しているのです。
どちらの女性と関われば良いかは明白ですが、それぞれの特徴を把握しておかなければなりません。
個人で援交をしている女性
まずは素人女性の場合です。こちらは個人で援交を行っています。相手が素人だから関わって良いという事ではなく、個人で援交を行っているという事が重要になってきます。
個人で行っているので女性は相手を自由に選ぶことが出来ますし、援交をしても良いという相手がいなければ断ることも出来ます。この事により、出会い系で不特定多数の相手に対して援助交際の募集を書き込んでも売春行為とはみなされないので、男性も安全に関わる事が出来ます。
管理売春に属する女性
次は管理売春に属する女性です。こちらは援助交際をする男女以外に女性を管理している人物が存在しています。この人物の役割は「女性の管理」です。どの男性と会うのか、援助交際の金額はいくらなのかなどを男性と交渉します。女性の送り迎えなども行っています。
つまり、女性はどの場面でも自分の意思を挟む事が出来ないのです。外見が好みでなくても、生理的に受け入れられない男性であっても援交を断ることが出来ないのです。この事が“不特定多数を相手にしている”とみなされて「管理売春」という位置づけになってしまうのです。
この場合でも男性が罪に問われる事はありませんが、警察の事情聴取などに協力しなければならない場合もあるので100%良いとは言い切れません。
管理売春を見破る方法
リスクのある管理売春とは関わらない様にするのがベストですが、出会い系を使い慣れていない方は何も考えずに相手の誘いに乗ってしまうと、相手が実は管理売春をしている女性だったという事も少なくありません。
ここでは、管理売春を見破る方法を4つ紹介させていただきます。この4つは私がこれまでに出会い系を使ってきた経験から導き出した方法です。この4つを試してもらうだけでも管理売春の援交女性と関わる確率はグンと下がります。
相手のプロフィールを確認する
まずは相手のプロフィールを確認してみましょう。
管理売春をしている女性の目的は「いかにお金を払ってくれる男性を多く見つけるか」です。この為に相手の容姿などは関係ありません。この為にプロフィールで自分の事をアピールする必要がなく、項目にも空白が目立ちます。やたらとアダルト要素が強いプロフィール写真を使っている事も特徴として挙げられます。たいていはネットの拾い画なので簡単に騙されない様に注意して下さい。
また、プロフィールでは掲示板の書き込み履歴や使っているデバイスなどが確認出来る場合があります。書き込み履歴で見るべきポイントは書き込みの頻度と内容です。女性は無料で書込みが出来る場合が多くても、1日に同じ内容(コピペ)で何十回と書き込みをしている素人女性はいないと思います。
使っているデバイスに関しては、パソコンになっている女性は業者の可能性が高いと考えてもらって間違いありません。スマートフォンの方が外出先などで手軽に使えるにもかかわらず、パソコンになっているのには理由があります。理由の一つに「素早く返信が出来る事」が挙げられます。テンプレートを用意していればコピペで返信できるなど、スマートフォンよりやり取りがしやすいのです。まれに話が噛み合わないのは、複数の男性と同時にやり取りをしてコピペを使っているからです。
やり取りの内容を確認する
話が噛み合わないのも管理売春をしている女性を見破る方法になりますが、挨拶や自己紹介を飛ばして、いきなりお金の話をしたり、援交を持ちかけてくる場合もほぼ管理売春と考えてもらって問題ありません。
また、管理売春をしている女性は登録したばかりの男性を狙う傾向も強く、会員登録をしてログインしただけで間髪入れずにメッセージを送ってくる女性がいます。この様な場合もほぼ管理売春をしている女性と考えてもらって間違いありません。
食事や遊びに誘ってみよう
ホテルに行く前に食事や遊びに誘ってみるのも管理売春を見分ける方法になります。
最初に触れた様に管理売春をしている女性は、お金をくれる男性とより多く出会うことを目的にしていますので、食事や遊びに行く時間があるのであれば別の男性を探して会う事に時間を使います。この為に男性の奢りであっても応じる事は絶対にありません。
素人女性であれば、いきなりホテルへ行く事に抵抗があるので食事や遊びなどワンクッションおかれた方がありがたいので断ることはまずありません。
待ち合わせ場所を確認する
相手が提案してきた待ち合わせ場所の周辺を確認する事も管理売春を見分ける方法になります。
管理売春をしている女性が提案してくる待ち合わせ場所の多くはホテル街の近くです。これは管理売春をしている女性の待機場所がホテル街の近くである事とホテルまでの移動時間を節約する事が理由となっています。
この為に男性が提案する場所や待ち合わせ場所の変更をお願いしても応じてくれることはほとんどありません。インターネットを使えば管理売春の待ち合わせに使われているコンビニなどはすぐに検索する事が出来ます。グーグルマップを使って周囲を検索してみるのも良い方法だと思います。
出会い系を使う際の注意点
最後に出会い系を使う際の注意点をいくつかまとめて紹介させていただきます。
どれも簡単に出来る事なのですが、「会えるかもしれない」というスケベ心が判断を鈍らせてしまいます。どれだけ冷静になって自分の事を見られるかが非常に大事になってきます。
サイト内で金銭の話をしない
基本的にサイト内で金銭の話はNGになっています。サイトによっては数字などを使うと文字化けする事があります。それだけであればまだ良いのですが、運営から警告メールが届いたり、いきなりアカウント停止になってしまう場合
しかし、この事からも出会い系が売春幇助をしていないという事をご理解いただけると思います。
詳しい条件のやり取りは外部でしよう
援助交際には金額以外にも色々な条件があります。
皆さんは援助交際と聞くとセックスをイメージされる方も多いと思いますが、セックス無しの援助交際もあります。例えば、フェラチオや手コキ、下着売りなどがあり、セックス無しの援助交際は「プチ援」と呼ばれる事があります。他にもゴム有無、キス・クンニ無しなどバリエーションは様々です。
サイト内で金銭の条件のやり取りをするのは禁止されているので、詳しい条件を話し合って決める場合は、サイト内では行わずにLINEや無料メール等を交換して外部に移ってから実行しましょう。
やり取りなど事前にある程度の条件は決めていますが、セックスをする前に詳しい条件を再確認しましょう。セックスした後になって条件が違うことに気付いてトラブルに発展してしまう事もあります。十分に注意しておきましょう。
利用するコンテンツに気をつけよう
出会い系を利用する時は利用するコンテンツにも気をつけなければいけません。
先ほど紹介させていただいた管理売春を見破る方法にも繋がってきますが、出会い系に用意されている全てのコンテンツを使って良いという事はありません。
出会い系ではアダルト要素があるコンテンツは利用しない事が基本的な使い方となります。特に募集掲示板のジャンルには気を付けなければいけません。これから会いたい・すぐ会いたいなどのジャンルは管理売春の目的とピッタリと一致するので、利用するのは止めておきましょう。
まとめ
この記事では、援交掲示板とはどの様なものなのかについて紹介させていただきました。
結論としては、援交相手を見つけることを目的としている援交掲示板というものは存在しておらず、出会い系を援交掲示板の替わりとして使っているというのが正しい認識となります。但し、出会い系には管理売春など厄介な存在も潜んでいるので注意しなければいけません。
また、男女間で金銭が関わってくるとトラブルに発展しやすいという事も忘れない様にしておきましょう。