美人局とは?
皆様は美人局という言葉をご存知でしょうか?まず最初に読み方ですが、これは“びじんきょく”とは呼ばず“つつもたせ”と読みます。その昔、この日本で詐欺やインチキすることを“筒持たせ”と言いました。この呼称の語源については後ほど記します。
数十年ほど前に流行っていた手口の恐喝行為と思っていましたが、最近またSNSなどを上手に用いて美人局をする連中が勃発し始めだしたという噂を聞きました。そこで、昔の美人局と今の美人局を照合しながら、美人局について記事としてまとめていきます。
呼称の語源
美人局の語源については諸説あり、一つは昔の中国の文献に見られる犯罪で美人局というものがあります。それは、公婦を妾と偽って若い男性を欺く犯罪の名称です。他にも、博打で仕込んだサイコロを使うイカサマのことを“つつもたせ”と言うなどです。
その博打用語として使用する“つつもたせ”から、二束三文の安物を高額で売りつける行為そのものを“つつもたせ”と呼ぶようになったそうです。やがて破格の高料金で女性を売春させることを“つつもたせ”と言うようになったのが語源とされています。
立派な犯罪行為
冒頭でも少し触れましたが美人局は立派な犯罪行為です。後の項目で美人局の罪状や刑の詳細を記します。美人局を簡単に言いますと、男女が予め企んで女の方が一般男性と普通に知り合う形を装い、ホテルなどへ入り性行為に至る手前で男の方が登場です。
男女が企てた計画通り夫婦や婚約者という設定で、男が現地に乗り込み現場の証拠写真などを撮り一般男性に「訴訟を起こす=あなたの家族と話する」と言い結果的に示談金を搾取します。ですが、実際に訴えられると困るのは犯罪行為をした美人局側です。
ハニートラップ
ハニートラップとは、女スパイが色で仕掛けて施す情報収集活動のことです。今では諸外国が日本(※特に政府関係者)に手口として仕掛けることを、一般人でも知っているため殆どありません。女スパイは対象相手と性的関係を結び懐柔するか弱みにします。
このハニトラによって過去の政治家たちは、お隣の国の理不尽な要求に対しても不自然なほど寛容だったと囁かれています。ハニートラップの語源はイギリスの小説家が用いたことを始めとします。直訳すれば蜜の罠になりますが美人局さながらと言えます。
示談金が目的
それにそても、何故こんな小芝居掛かったことをしてまで美人局などするのでしょうか?普通に考えれば、打ち合わせも必要で手が込んでいて面倒臭いとしか思えません。しかも、美人局は犯罪だと理解した上で動いているはずですし確かにハイリスクです。
それでも美人局を実行する理由は示談金です。美人局は犯罪として摘発された時の額面しか報道されません。ただ水面下で家族や会社にバレるとマズイ人は、美人局の被害に遭っても黙っているはずです。そんな人が数十名もいれば莫大な金額となるのです。
女性が妙に積極的
男性の欲望や心理を巧みに利用して失望感も与えるという、最悪な知的犯罪とも言える美人局ですが少し考察してみました。美人局と言うぐらいですから、当然その女性は美人なのでしょうし、実際50人以上から騙し取っている美人局も存在すると言います。
まず美人でなければ数多くの男性を、その気にさせること自体が不可能だと言えます。ですので、どういうキッカケであれ、誰が見ても美人な女性と出会った時の心構えを伝えます。その美女が妙に積極的なら必ず警戒するべきだと肝に銘じておきましょう。
美人局が行われる場所
美人局をする側からすれば、どんな場所でも良いとは言えないでしょう。やはり飲食店やホテルなどが近くにあるという繁華街のほうが好ましいと考えるはずです。その一方で、仲間と合流して標的に要求しやすい人の少ない場所を選ぶことも考えられます。
しかし、ターゲットを導きたい場所やターゲットと知り合ったプロセスによっても場所は変わると言えます。そこで、どのような場所で今は美人局が行われているのか、或いはターゲットと何処で知り合うのか下記の通り例を挙げましたので見てみましょう。
バーやクラブ
数年前までは繁華街で歩く人に粘り腰で客引きしている姿を頻繁に見ました。懐かしいと思いきや何と近頃は、お声掛けと頭を下げて“お願いします”連呼で店に客を引き込んでいました。ただ、そうして訪れた店で美人局の被害に遭うことが結構あります。
街で逆ナンパ
最近の傾向として、女性は肉食系で男性は草食系と呼ばれる方が増えてきています。そして、それは行動にも表れています。その典型が女性から男性をナンパする逆ナンです。しかし最近では、逆ナンを手口とする美人局も存在するため喜んでいられません。
相席居酒屋
相席居酒屋は女性が食事している席に、男性が相席して女性の飲食費を支払う代わりに仲良く御一緒できるシステムです。最初は双方とも二人組が多いのですが、女性の片方は美人局である場合もあります。妙に積極的な女性であれば慎重に対応しましょう。
各種掲示板
LINE掲示板やスカイプちゃんねるなど通話アプリのIDを交換できる場所、あと各々の掲示板にも美人局は潜んでいる可能性があります。もちろん一般の女性を装っています。しかし、後ほど記しますが美人局を見分ける方法もありますので参考にして下さい。
ツイッター
日本国内でも一般人がSNSを普通に利用するようになって何年ぐらい経つでしょうか?そのSNSでも美人局の罠に気をつけるべきです。特にツイッターでは裏垢やエロ垢を装う美人局が横行しているので、ご利用中の人は常に注意しておく必要があります。
本人確認のない出会い系
異性と出会える手段として出会い系サイトやマッチングアプリなどが存在します。安心して利用できる出会い系については後ほど記しますが、入会登録する際に本人確認のない出会い系は避けましょう。その理由は美人局の巣窟である可能性が高いからです。
美人局の手口や行動
美人局には独自の手口や行動パターンがあります。通常であれば異性を求める根拠や目的は、良い出会いであったり肉体関係を結ぶことでしょう。ですが美人局の場合は違う目的があります。当然その目的とはターゲットから金銭を引出し搾取することです。
そのような卑劣で人の所作とは思えない手口に引っ掛からないためにも、美人局ならではの不自然な言動や手法について書き記してみます。絶対に間違いないとまでは言い切れませんが、美人局である可能性が極めて高いと言えるので早速見ていきましょう。
自宅などに呼び込もうとする
普通は目的どうあれ初対面の人と会えば、挨拶をして相手がどのような人なのか様子見もあり喫茶店などの飲食店に入り会話をします。ですが、その時間が美人局には無駄なため会ってから間もなく、自宅やホテルに呼び込もうとする言動が見受けられます。
合流後も誰かと頻繁に連絡を取る
これは美人局だけに限りませんが、美人局であれば明らかに不自然な点があります。会ってから暫く時間が経過するまで、頻繁にスマホを触る人はいます。ただ普通は釈明の一言ぐらいあります。美人局の場合、特に釈明はなく誰かと頻繁に連絡し続けます。
ホテルに誘いながら性行為は拒否
普通の女性であれば、初対面の男性に自分からホテルへ積極的に誘うことはありません。しかし、美人局であれば相手の男性について全く関心がありませんので、証拠の場所となるホテルに誘おうとします。そしてホテルに入ってからの性行為を拒否します。
SNSなどでスグに会おうとする
先ほど「美人局が行われる場所」の項目内でも記しましたが、ツイッターの裏垢女子やLINE掲示板などのSNSで知り合った女性には要注意です。相当数やりとりした上であれば大丈夫とは思いますが、スグに会おうとする相手の場合は慎重に対応するべきです。
特定的な場所で会うことを促す
この習性は昔の美人局でも見受けられましたが、やはり男性側に行く場所などの主導権を握られると、何処へ向かうのか見当がつかないので特定の場所で会おうとします。大抵の美人局は、繁華街やホテルが近くにある場所で待合わせることを促してきます。
美人局の罪状
美人局とは計画的に男女が仕組んで実行します。女が一般男性を誘発して性的な関係に移ろうとした時に、夫や婚約者と名乗る男が現れて騒いで慰謝料を請求するのが一連の流れです。これは当然ながら犯罪行為ですし罪状次第では初犯でも実刑になります。
仮に性行為をしたケースで美人局の女性が未成年であれば、美人局の被害者であるにも関わらず加害者にもなりますので色々と状況は不利になります。ですので、男性側も罪に問われる場合もあるため要注意です。さて、その美人局の罪状は以下の通りです。
詐欺罪
詐欺罪とは人を騙したり欺いて金品を搾取することや、相手方の錯覚状態を利用した作為によって損害を与える犯罪です。美人局は男女が一個人として出会ったはずが、偽の夫婦等を装った男が現れ慰謝料を奪うという計画的犯行として詐欺罪が成立します。
脅迫罪
基本的に脅迫罪とは、人間の生活・肉体・人権・名誉・財産に損害が発生すると標的相手に脅したり威嚇しながら告知する犯罪です。美人局は虚偽で、妻を寝取られたことを標的相手の会社や家族に話すと夫役の男が慰謝料目的で脅迫するため罪になります。
恐喝罪
恐喝罪とは脅迫罪に似て非なる犯罪で、殆どの内容は前述した脅迫罪と大差ありません。一例として違いを申しますと、美人局の被害によって標的の相手が恐怖から心身に支障をきたした場合は恐喝罪になるようです。ちなみにカツアゲの罪状は恐喝罪です。
強盗罪
強盗と聞けば、住居や店舗などに侵入して金品を強奪する印象があります。実際その通りですが美人局とは結びつきにくいはずです。しかし、過去に滋賀県警で美人局による強盗罪としての逮捕例があります。暴行や脅迫の度が過ぎれば強盗罪になりえます。
美人局のパターン
昔と今とでは美人局のパターンも様変わりしていると考えられます。それでも、時代背景どうあれ美人局の目的はお金です。知恵を絞って色々と標的から金銭を搾取する方法を練ってきますが、所詮は虚偽でしかないため冷静を保てば怪しいと察知できます。
人目を避ける
会う約束をした相手と待ち合わせる場合、旦那や彼氏のいる女性であれば人目の少ない場所を言ってきても不自然ではありません。でも、その普通に理解できる点というのも狙いの一つです。人目を避けたいのであれば距離を置いて歩けば良いだけの話です。
証拠画像や動画
美人局の中には、本当に肉体関係を結ぶ女性も現代では存在します。その場合、もしホテルや自宅の室内で良い日の思い出として写真や短めの動画を撮りたいとネダってきたら要注意です。それこそ動かぬ証拠となり合法的にも美人局側に軍配が上がります。
SNS等で援交
先ほどから触れていますが、LINE掲示板やツイッターの裏垢女子への警戒は当然として、本人確認をしない出会い系サイトでの援交も安心できません。それらのSNSで援交をしている女性なら美人局ではないと決めるのは危険です。援交をさせる美人局もあるからです。
夫が慰謝料請求
初対面なのにホテルではなく自宅や男性宅に行くことを勧めてきます。その意図は、女性宅なら偶然に夫や彼氏が帰宅する形にしておけば不貞行為として慰謝料請求をその場でできます。男性宅なら住所を把握して後ほど金銭搾取する手段を打てるからです。
女の自作自演
知り合った女性にパートナーは存在するけど、相手が元不良で暴力的なので別れたいと思っているという話があれば警戒すべきです。そう言っておいて或る日、一緒にいる時に事前に打ち合わせている協力者から連絡が入り二人の関係を入手したと脅します。
女性が相手の発言を復唱しながら話し続けています。そこで、○○万円支払えば今回だけは黙認するという言葉が出てきて「どうしたら…」と泣顔で標的を見つめます。結果、自分の保身もあり女性に金銭を手渡しますが実は女の自作自演というケースです。
美人局に遭いにくい安全なサイト
美人局の被害に遭うキッカケとして挙げられる筆頭的な存在が、出会い系サイトやマッチングアプリです。しかし、筆者の数多ある経験や色々と分析した結論から言えば、やりとりする出会い系サイトやアプリの選択ミスが大きな要因となっているようです。
さて、美人局のような被害に遭遇して後味の悪い思いをしないためにも、ここでは美人局に遭いにくいおすすめサイトを以下の通りご紹介します。その理由や根拠についても、筆者の経験を交えてご説明していきます。是非ご参考にして頂ければと思います。
筆者が最も数多くの女性とセフレ関係になれた出会い系サイトです。筆者の住む関西でも抜群の出会い率と安定した人気を誇る老舗のサイトです。
九州を拠点に運営を始め現在では全国に展開している出会い系サイトです。ノリの良い女性会員が多く即決でアポを取って出会える率も高いです。
トップクラスの登録会員数を誇る国内最大の出会い系サイトです。豊富なコンテンツと女性会員数の多さも手伝って初心者でも利用しやすいです。
年中無休の24時間体制で登録会員ユーザーを監視していて、会員から怪しい登録者を運営者に通報する機能もありますので安心して利用できます。
大手結婚相談所のIBJが運営する出会い系サイトで、ハッピーメールに匹敵するほどの人気です。コミュニティ機能が豊富で利便性も高いと言えます。
登録時に必ず本人確認がある
美人局に遭遇する人の多くは、登録時に本人確認や年齢認証などがない出会い系サイトを利用しています。ご紹介させてもらいました上記のサイトは全て入会時に本人確認があります。それについて不備があれば会員として登録できないのです。
監視体制がシッカリしている
上記の優良な出会い系サイトの中でも、特に監視体制が厳重だとしてワクワクメールをご紹介する文面に記しています。それ以外の上記の各サイトも同じレベルで監視システムを配備しています。美人局に多い書き込みのパターンも認識済です。
美人局があればスグ噂になる
良くない噂やイメージも少なくない出会い系サイトですが、そんな中でも上記のサイトは全て15年以上も運営し続けているのです。もし上記のサイト内で美人局の被害に遭えばスグ噂になりますので、そうならないような対策を施されています。
長い運営実績で対応力が充実
前述の通り上記の各サイトは長い運営実績があり現在も存続中です。出会い系サイトを長らく運営していれば、様々な不祥事や出来事などもあったと想定されます。ですので、普通の会員に被害が及ばないような対応力も充実しているでしょう。
美人局に遭遇しないための対策
美人局に遭わないために最も肝心で大事なことは、異性との出会いを求めて行動する際は常に警戒心を持ちつつ冷静な自分であり続けることです。それでも万が一ということや、魔が差したり気が緩むということは人間なら誰にでもありえます。
従いまして、これより美人局に遭わないための対策を書き添えていきます。美人局を警戒した時だけに限らずインターネット上で知り合った異性と初めて会う場合、最低限の現金とスマホや携帯電話と自宅の鍵以外は極力持ち歩かないことです。
できるだけ身分証を持たない
これは出会い系や掲示板で初めて会う相手の時だけに限らず、車を運転する時以外は免許証などの身分証は持ち歩かないように意識しましょう。ましてや美人局の相手であれば、その身分証から個人情報を詳細まで引き出しますので要注意です。
誘惑的な女性とは会わない
出会い系サイトでも各掲示板でも、やりとりしている初期段階で男性を誘惑するかのような文で返信してくる女性は美人局の可能性があります。例えば「すぐに今から会えませんか?」「セフレにしてもらえませんか?」などは絶対にパスです。
信憑性の乏しいSNSを避ける
先ほどご紹介しました優良な各サイト以外の出会い系サイトや、その他のSNSで出会いを求める場合は信憑性があるか否かを見極めましょう。お互いのことをよく知らない段階で「好きなタイプです」などの文があれば美人局と判断しましょう。
相手のペースに従わない
普通の女性であれば積極的に会うことを示唆してきませんし、待ち合わせる日時や場所も指定してきません。ある程度は男性の意向にも譲歩する姿勢が見受けられるものです。ですが美人局の場合は一方的で前進的なので警戒が必要と言えます。
まとめ
今回は美人局について書き込ませて頂きましたが、随分と昔に横行した犯罪手口など現代に通用するのか?と疑念を抱いておりました。ですが本文で書き記しましたように、昔は存在していなかったインターネットを用いて巧妙に施しています。
実際に国内で美人局によって逮捕された事件簿など色々と確認しました。美人局に限らず、昔に横行した犯罪手口を現代の利点を活かして再現されないか少し心配です。でも個々それぞれリスクを意識して楽しむのであれば大丈夫だと思います。